3.国家資格と民間資格

国家資格という言葉を交えてお話ししました。

では国家資格を持たない民間資格についてはどうでしょうか?

民間資格というと聞こえは良いですが、有資格者から見た場合無資格者という事になります。

整体、カイロプラクティック、気功、リフレクソロジー等、又は自分が開発した○○療法だと言えば、それで直ぐ開業が出来てしまう業界です。

ある意味、無法地帯ともいえる業界なのですね。

さて、セミナーや体験会などで「どうやったら開業できますか?」と言う質問を度々受けます。

あまりにも多い質問なので冗談交じりに、「明日、税務署に開業届け出せば開業です。」というように答えるようにしています。


でも、本当にその通りなのです。

国家資格を取らなくても、開業届けを出せばそれで“整体の先生”と呼ばれる身分になってしまいます。

それは昭和35年の最高裁の判例に則っているのです。

その判例をもとに人体に有害でなければ“医療類似行為”としてそういう仕事をしても良いということになり、憲法で言えば職業選択の自由として認められた職業として仕事ができるのです。

民間の療術関係の学校は、それぞれ自由に決まりを作っています。

費用や学ぶ期間も全く自由です。

当学院のような形体で行っている学校もあれば、半年〜2年という習得期間の学校もあります。

僅か、二泊三日という数日の学校もあるようです。

どの学校が良いか悪いかという問題以前に、受講して実際にそれが自分自身のものに出来ない限りはその費用は無駄になるということです。

これは国家資格も民間資格も同じだと思います。

たとえ有名な技術・理論を長期に勉強したからといって開業して成功するとは限りませんし、何年学んでも、その技術・理論に満足できないといって、次から次へと様々なセミナーに参加されている先生方もかなりいます。